タウンスペースWAKWAKの中心的な活動フィールドである大阪府高槻市富田地域は508戸の公営住宅を有するとともに生活困窮家庭やひとり親家庭・高齢世帯・障がい者世帯等多くの社会的課題を抱えた地域です。
一方で、地域・家庭・学校・行政等が長年にわたって連携しながら社会的弱者を支えてきた実績を持つ地域でもあり、そのことから多様な社会的資源を持っていることも特徴です。
当事業では、「SDGs(国連が提唱した持続可能な開発目標)」でうたわれている「未来にわたり住み続けたいまち」を目標に「誰も取り残さない」まちの仕組みづくりをめざしています。
当事業では、WAM助成(社会福祉振興助成事業)を通じて、子どもから高齢者までを対象とした官民、多セクター連携による「切れ目のない支援」の構築をめざした多岐にわたる事業を行っています。
障がい者の生活をサポートする地域の包括的支援が不十分な中、親亡き後の障がい者のライフステージを補完するまちの仕組みづくりが急がれます。
社会福祉法人つながりおよび家族会「ひだまり」との協働で、グループホーム整備を組み入れた公営住宅建替の先導モデルの創造と地域福祉のグランドデザインづくりをめざします。
「相談したくても、どこに何を相談したらいいのかわからない」という人たちにこそ、寄り添い支援(パーソナルサポート)が必要です。
高齢者・障がい者のライフサポート事業の一環として成年後見にかかわる相談事業を実施するとともに、市民後見人養成による成年後見制度の拡充を支援していきます。
なお、専門性を有する具体的な後見業務執行にあたっては、司法書士会の専門家等と連携してすすめます。