これまでは、高槻市富田地区の実践をまとめてきましたが、今回はより普遍性を見出すために倫理申請を経て、4地区に訪れ、各地域で開拓者として長年活動されてきた方々に貴重なインタビューをさせていただき、そこから書き起こした草稿にさらにコメントをいただいて時間をかけて完成した論文。
「長年の被差別部落におけるまちづくりや同和教育の実践には、現在の子どもの貧困をはじめとした社会課題の解決に資する価値がある」(拙著『ひとりぼっちのいない町をつくる』)、その信念をもとに思いを込めて執筆したもの。
先日の当法人の取組の日本テレビ「24時間テレビ‐愛は地球を救う」の放映が「広く」多くの人たちからの理解を得ていく働きとするなら、こちらは「深く」マイノリティ発の実践の価値を掘り下げてかつ発信する営み。
多くの方々にご覧いただけたらうれしいです。
‐Historical Aspects of the Transition to Socially Inclusive Community Development in Minority Areas: A Case Study of Four Districts.‐