物価高騰の中で支援を必要とするひとり親家庭等に支援を届けるために

当法人では新型コロナ禍において全国で社会的不利を抱える家庭により一層の不利がかかるのを目の当たりにする中で2021年度より高槻市域全域に支援対象を広げ、様々な方々のお力をお借りしながら民と民、官と民による支援のためのネットワークを築いてきました。

この間、物価高騰の影響を受け、とりわけひとり親等の家庭に切迫した支援が必要な状況を目の当たりにする中で、特定非営利活動法人グッドネーバーズ・ジャパンが分配する休眠預金事業を受託し、「低所得のひとり親家庭をはじめ社会的不利を抱える家庭のSOSを官と民、多セクター連携により発見し支援を届ける事業」を行っています。

対象エリアは北摂エリア(大阪北部6市町村)へ支援の裾野を拡げ、各エリアの市民公益活動サポートセンターにご協力をいただきながら、各市のNPO等と協働し低所得のひとり親家庭等をはじめ社会的不利を抱える家庭に対し緊急食糧支援を行っています。

7月より毎月のペースでおよそ900世帯を対象に(株)ミートモリタ屋さんに食材支援パック(支援パックの中身は、パックご飯、カップ麺、レトルト食品、ゼリー、お菓子セットなど)をつくっていただき、各団体さんより必要とする家庭にお配りいただいています。

8月の段階で、高槻市においては、高槻市の子育てを支援する所管課、社会福祉協議会さんと連携しながら、「きよさきあーちゃん食堂」、「しらかわ・いもとクリニック」、「みらいのいろ」、「桜台みんな食堂」、「損保の家子ども食堂」、「うえだ文庫」、「川添子ども食堂」、「三島子ども文化ステーション」、「はらいふ」、「SEAN」、「Famica」、「Later on」、「Canvas」、「アッテモこども食堂」、「第三の居場所にこにこ」、「高槻ジャンゴ」、「高槻市ひとり親家庭福祉会」、「高槻協会」、「大冠ふれあい食堂」、「富田ただいま食堂」と協働しています。

また、北摂エリアについては、「北摂ともにプロジェクト」(参画団体:NPO法人市民ネットすいた、特定非営利活動法人いばらき市民活動推進ネット、特定非営利活動法人市民活動フォーラムみのお、高槻市市民公益活動サポートセンター管理運営委員会、NPO法人トアエル、特定非営利活動法人とよなかESDネットワーク)のご協力をいただき、「みんなのわ」、「ガラクタハウス」、「ハッピー食堂あいのわ」、「NPO法人女性サポート大阪」、「NPO法人YURT」、「多文化共生事業せっつ地球村」、「シェアリンク茨木」、「特定非営利活動法人WAIKI」、「寺子屋そら」、「NPO法人茨木こども食堂水尾」、「NPO法人ZUTTO」、「団欒長屋プロジェクト」、「てんどう子ども食堂実行委員会」、「NPO法人あっとすくーる」、「NPO法人暮らしづくりネットワーク北芝」、「こども食堂ほんわか・カフェ」など46団体を超える方々と協働して緊急支援を行っています。協働する団体さんはさらに増えていっています。

 

・素敵なプレゼントを、ありがとうございました!箱を開けた瞬間に子どもたちから、「わぁ!」と歓声が上がりました。お菓子の袋をワクワクしながら子どもたちが開けているのを見て、ママさんたちも笑顔になったのが印象的でした。親子が笑顔でいられる時間はプライスレスです。

・一つひとつの商品からスタッフの皆さんのやさしさが伝わってきました。商品を選んで、ラッピングをして配送手続きをする……いったいどれだけの手間暇がかかっていることでしょう!!物質的なことだけではなく、目には見えないやさしさがみんなの心を満タンにしてくれました。

・「2人だけの生活で毎日が心細かったけれど、食べ物を手にすることができて感謝の気持ちでいっぱいです。皆さんに支えられていることを思い出し、優しさと温かさを胸に夏休を過ごそうと思います。ありがとうございました。」

・「久しぶりのお菓子に子どもたちが大喜びをしていました。ありがとうございました。」

・箱を開けた瞬間と、お菓子を開けた瞬間。2回あがる親子の歓声と満面の笑顔。喜びと安心を届けてくださり、ありがとうございます!!

・朝から、雨が降っている中親子で来ていただき、大きなおやつの袋を大事そうに持って帰る姿には、とても嬉しく思いまいした。雨が降っていたのでどうかな?と思っていましたが大勢の皆様が来ていただいたので、支援者の方に感謝のメッセージを書いて頂きました。つたない字で小1のお兄ちゃんが書いてくれ、弟は年長さんなので、書けないでいると、字をこう書くんだという姿はとっても微笑ましく見ながら、またこちらを利用するご家庭が多子世帯なので、この物価高には本当に支援してくれた方にと親の方のしっかりとメッセージを書く姿には一生懸命生きているんだな、こちらもこの企画がありがたいご支援をいただけたことでかなえたことだと思っています。ありがとうございました。

・「こんなにもらっていいんですか???」「物価高なので助かるわ」「うれしい、次はいつですか?」 などのお声をいただき、皆様に喜んでいただけた様子でした。

・「子どもたちはお菓子に大喜びです。なんとか夏休み乗り切れそうです。」「本日はたくさんの食材をありがとうございました。子どももたくさんのお菓子をいただいて、最高の笑顔を見ることができました。いつも我慢させているので、まるでサンタさんが来たみたいな喜びようでした。」

 

などなどたくさんの声をいただいております。

 

行政機関や様々なNPOや市民活動団体さんとも連携が深まっていくにつれ、2020年以降の新型コロナ禍、その後の物価高騰でひとり親家庭や様々な社会的に不利を抱える家庭にとって今日明日の食支援を必要とする方々を目の当たりにしています。関係の皆様のお力をお借りして支援を広げることができればと考えております。ご協力の程どうぞよろしくお願い致します。

また、こうした支援が一人でも多く届けられるよう、また、より一層充実させていくためにもご寄付にもご協力いただけましたら幸いです。