教育の力―地域と学校の協働

 

今年の最重点プロジェクトの中の一つ、地域と学校の協働プロジェクト部分が昨日、本格スタート。

昨日、今日と地元の富田小学校5年生の授業にゲストとして登壇してきました。

昨日は、これから「高槻市の施策で富田地区が大きく変わっていく話」と「5年生だからこそできること」がきっとあるというメッセージ。

今日は、この校区の卒業生でいま、子ども第三の居場所にスタッフとして関わってくれている大学4回生スタッフ江角さんから当時の総合的な学習の時間「いまとみらい」の取組を振り返りながら、卒業生だからこそのメッセージを伝えてくれました。

子どもたちは、身近な年かつ子どもの居場所で関わっている大学生からの話ということもあり、かなり真剣に聴いてくれていました。

おどろいたのは、江角さんが中学1年生当時の「いまとみらい」の取組のファイルを大切に持っていて、それを見せてくれたこと。実はその当時、NHK全国放送にも取り上げていただいた大きなプロジェクトを地域と学校の協働で行っていて、そのときの授業の様子が当時の中学生の目線でびっしりと書かれていました。

当時の中学生の「まちに居場所が欲しい」という提案や思いから実際にコミュニティスペースNikoNikoが生まれ、また、そこで今の子どもたちが来れる居場所につながっていること。その実感を振り返りつつ、「自分たちが声をあげていくことでそれがまちで実現化されること、無駄にならないこと。」そんなメッセージを伝えてくれました。

この数年、校区で地域と学校が連携しながら大切にしてきたキーワードの一つは、「社会を変える手触り」

この間、日本財団が行った18歳に対する調査でも、「社会に役立つことをしたい」と考えている若者が多い反面、「自分の行動で社会を変えられる」と思っている若者は少ないことが言われています。

その意味で、小さいころからまち(社会)に実際に参画しながら、まちが変わっていく手触りのようなものをこの時期に育むことができればと願っています。こうして子どもたちの声を社会につないでいく動きは、この間、こども家庭庁が全国各地ですすめている「意見表明権」の流れとも合致します。

 当時、中学生だった子が大学生になり、居場所のスタッフにつながったり、また、学校でさらに次の世代の子どもたちの教育に携わってくれること。それは、地域に携わる者としても本当にやりがいや喜びそのもの。また、それは、長い時間をかけて生み出される「教育」の力を実感させてくれるものでした。

これから、このプロジェクトは本格的にスタートしていきます。

※写真も当時のファイルもご本人から掲載の承諾を得ています。